こんにちは。NPO法人男木島観光協会で理事長をしている宮下淳です。
今回、ビジュアルアーツさん、NTT西日本さんにご協力いただきながら、男木島観光協会として3回目となる男木島灯台サマポケ祭りを開催させていただいています。
最初は30人の当選者の枠から始まったサマポケ祭りも、今回は期間が1ヶ月を超えたくさんの人が参加してくれています。
その中で、男木島観光協会がどんなことをしている団体なのか、どんな想いでこのサマポケ祭りを開催しているのか、ご挨拶させていただければと考えこの記事を書いております。
少しお付き合いいただけましたら幸いです。
男木島観光協会は今から32年前になる平成4年に任意団体として設立しました。来られたことのある皆さまはご存知かと思いますが男木島はとても小さな島です。主要な産業も少なく、かつては主に漁業が生業を占めていました。その中で男木島観光協会は男木島を観光を通じて活性化することを目的に設立され、今でも男木島灯台や男木島水仙郷の管理などを中心に活動しています。
令和5年には任意団体をNPO法人化し、より観光で島を訪れる人と、男木島をうまく繋げられたら良いと会員のみんなと話しながら日々の活動を行っています。
男木島観光協会の会員のみんなは、全員他の仕事を持ちながら、ボランティアで観光協会の活動を行っています。専任のスタッフはいません。
みんな男木島に住んでいるメンバーですが、色んな仕事をしています。漁師、ITエンジニア、カフェ営業、デザイナー、宿泊業、などなど。その中で「男木島を盛り上げたい」「男木島に来た人に楽しんでもらいたい」という気持ちは一致して、観光協会の活動をしてくれています。
今開催しているサマポケ祭りもそうです。
Summer Pocketsというゲームの話を聞いたのは、島の子どもからでした。「島がモデルになったゲームがある」そこから徐々にゲームをきっかけに島に訪れてくれる人たちも増えました。
せっかく来てくれるなら何か喜んでもらえることはできないだろうか?そう考えたのが最初のサマポケ祭りのきっかけでした。30人の参加者を3つのグループに分けて引率し、そのうちの一つを私が担当しました。10人の参加者とは道を歩きながらたくさん話し、男木島や観光協会についてもじっくりと理解してもらえたように思います。みなさんとても素敵な方々でした。
「また来ます。ゲームがきっかけだったけど男木島自体を好きになりました。」そんな言葉が嬉しくてサマポケ祭り第二弾も計画しました。
そして昨年の第二弾の振り返り会「来年は8月31日にやりたいね」という話が出ました。
いいね!ぜひやろう!そして今年のサマポケ祭りも何度も観光協会内部、ビジュアルアーツさん、NTT西日本さんと打ち合わせを重ねて期間を長くする試みも含め実施を進めています。
ここには誰もイベントのプロはいません。でも私は今年の観光協会のテーマを「プロとして」と言ってみました。実験的な要素も多く、参加される方にとっては戸惑われることもあるかもしれません。でもできるだけ喜んでもらえたら、どれか一つでも楽しんでもらえたらと思って計画をしたら盛りだくさんな内容になってしまいました。
これは、なので、自分達の計画が悪かったと思って反省をしているのですが、少し悲しいことも起こっているようです。島テーブルにスタッフで入ってくれている島の姉さんたちに強い言葉をかけるファンの方がいらっしゃるとの報告を受けています。
そして残念なことに灯台に貼ってあったサマポケ祭りのポスターが盗難にあいました。
このポスターを欲しいと思ってくれる人がいるのは本当に本当に嬉しいです。
だからこそ、どうか観光協会が考えたイベントでこれからお越しくださるファンの方やイベントに協力してくれている島の人が悲しい思いをしないように、思いやりを持ち合って島とイベントを楽しんでいただけたらと思っています。
本当はファンの皆さんと一緒に、このお祭りを作り上げ、盛り上げていきたいという気持ちがあります。そうすれば、もっと島を好きになってもらえるのではないかと思っています。まだまだ力不足で、お試しの部分もございますが、ぜひご理解いただければ幸いです。
8月31日に向けて引き続き関係各所とも調整を続けています。アナウンスをお待たせして申し訳ございませんが、ファンの皆さんに楽しんでもらいつつ、スムーズに運営できるよう進めておりますので、どうぞ発表をお待ちください。
そして8月31日はみんなで楽しみましょう!
NPO法人男木島観光協会理事長 宮下淳